医療の現場からの応援メッセージ
医療業界で働く人には、
感性を大切にしてほしい
医療経済研究所所長 高橋 陽 先生
デジタル化、情報化の進む現代社会において、人間を相手にする 「医療業界」はある意味でアナログ社会です。人間を規格化することなどできません。一人ひとり違うのですから、個々に合わせたサービスが必要なのです。実は、医療にかかわる仕事は感性がすべて。患者さまとのコミュニケーションが欠かせない医療事務の仕事には、患者さまが何を求めているのかを感じ取る力が求められるのです。
医療事務は尊い命や健康を守る仕事
北里大学北里研究所病院 事務部 風間 信二 次長
医療事務業界をめざす人には、まずは高度化・複雑化する医療現場を知ってほしいと思います。医療機関では医師等国家資格を持った多くのスタッフが患者さまに対応するため、迅速かつ正確な情報伝達能力や医療用語の修得は必須となります。また、医療を提供する側と患者さまやそのご家族との間を取り持つ役割や、病院の経営に関する仕事も、医療事務の重要な業務内容になります。常に尊い命や健康を守る仕事であることを肝に銘じ、学生の頃から目標に向かって自分を磨き上げてほしいと思います。
病院を総合的に見るゼネラリストに
神尾記念病院 医事課 都築 昭 課長
近年カルテの電子化が進み、診療点数の計算は機械が行ってくれます。そんな状況ですから、医療事務の現場では、点数表を完ぺきに覚えている人ではなく、医療の知識を持ち、医師や看護師の業務をサポートできる人材が求められています。医師の事務的な業務の軽減は、充実した医療の提供にもつながります。そして事務に留まらず、病院の運営を総合的に見ることのできるゼネラリストをめざしてください。そうすれば、大きなやりがいを感じることができるはずです。
人と人をつなぐ 「人財」をめざしてほしい
千葉県民間病院協会理事 三浦 昇 事務局長
医療事務の仕事は多岐にわたります。学校で習っていないからできない、希望の配属先じゃないから嫌だ…と言っていては成長できません。しかし逆にとらえると、学校で学べること以上の広い世界が待っているのです。学校では医療の知識だけでなく幅広い教養を身につけ、現場で働くなかで、人と人をつなげる力、関係を構築する力である 「人間力」を身につけてほしいと思います。単なる人材ではなく、価値のある 「人財」となれるよう、高い志を持ってがんばってください。
病院全体に目が行き届く気配りの心を
浦安病院 山本 喜昭 事務長
医療事務の業務は単なる事務作業ではなく、患者さまや医療機関の内部で働く人々など「人」が相手の仕事なので、コミュニケーション能力が必須となります。病院に来る人というのは何かしら病んだ部分をお持ちの方が多いですから、最善の医療行為に加えて、院内の環境を整えたり応対の方法に気をつけたりして、いかに気持ち良く帰っていただくかということを常に考えてほしいと思います。病院全体に目が行き届くような人材こそが、現場では求められているのです。
思いやり、そして公正さと柔軟さを持とう
新東京病院 事務部医事課 清田 悟 課長
医療事務員は、患者さまと医師との間のクッションのような存在です。何よりもまず、相手の立場に立って考える思いやりの精神が必要です。そして、規則をきっちりと守れること、臨機応変に対応できる柔軟さ、という一見相反する能力が求められます。公正さを保ちつつも、患者さま一人ひとりの声に耳を傾け、その方に合った対応が必要になるのです。学校では、基本的な知識やスキルに加え、社会人としてのマナーやコミュニケーション力を身につけてほしいと思います。
保育士・幼稚園教諭になるための東京都心の専門学校 卒業と同時に保育士資格取得 保育園,幼稚園,児童福祉施設での保育実習